テレビやSNSなどで見かけるAV女優は多額のギャラを稼いでいるようなイメージが持たれています。
もちろんブランド品を多く買い集めている女優も存在しています。
では、AV女優はみんなお金持ちなのでしょうか。
ここではAV女優のお金事情について紹介していきたいと思います。
ブランド品ばかりを集めているわけではない
まずAV女優が好きなブランドについてですが、これは一般的な女性とそれほど変わるわけではありません。
シャネル、プラダ、ディオールといった有名ブランドを好きな女優は好きですし、それほど興味がないという女優がいるのも事実です。
ただ、SNSで数百万人のフォロワーがいるようなトップ女優は「自分でブランドを立ち上げている」ということが多くあります。
2020年に惜しまれながらAV女優を引退した明日花キララは引退後も可愛すぎるルックスとハイセンスな私服で女子からの人気も高く、SNSで多くのフォロワーを抱えています。
彼女はアパレルブランドと美容皮膚科クリニックを自身でプロデュースしていることでも有名です。
また、人気女優の三上悠亜はアパレルブランド「YOUR'S」を立ち上げており、そちらでも活躍しています。
このように自身でブランドを立ち上げている女優も増えてきていますので、みんなが高額な一流ブランドに興味があるというわけではありません。
そもそもすべてのAV女優がお金持ちというわけではない
そもそもの話ですが、AV女優はすべてがお金持ちというわけではありません。
「AV女優は稼げる」と思っている人が多いかもしれませんが、実際にはすべてのAV女優がそんな大金を得ているわけではないのです。
現在日本に1万人ほどいると言われているAV女優は、さらに毎年4000~5000人ほどが新しくデビューしています。
つまりそれだけ入れ替わりが激しく、女優全員が長く続いているというわけではないのです。
また、AV女優は「単体女優」「企画単体女優」「企画女優」とランクが分かれています。
単体女優はメーカーと専属契約を結んでいる女優で、AV作品には毎月1本程度しか出演しません。
その名前の通り、自分が主演となって作品を作るのがメインで、1本のギャラも50~200万円ほどと高額です。
テレビやネット番組、ゲームアプリとのコラボなどでよく見かける有名女優の多くはこの単体女優となっています。
一般の人が知っているAV女優と言えば、たいていは単体女優だと言えるでしょう。
おそらく「お金持ち」というイメージがついているのは、このランクの女優を指していると考えられます。
企画単体女優は2~3名程度で1本の作品に出演する、高い知名度を持った女優です。
1本のギャラは30~50万円ほどですが、出演本数に制限がないため、月に数十本の作品に出演するような人気女優であれば単体女優よりも稼ぐことが可能です。
年間の出演回数の記録を持っているような女優は、この企画単体女優だと思って良いでしょう。
過去には上原亜衣などが企画単体女優として大人気になっていました。
ここでも人気の企画単体女優になると年収が数千万円になることもあります。
ただ、数多くいるAV女優の中でもこうした単体女優や企画単体女優はAV女優全体の1割ほどもいません。
そのほとんどは「企画女優」と呼ばれる女優となっています。
企画女優は複数の女優で1本の作品に出演する女優で、1本のギャラは3~10万円程度が一般的です。
仕事の数も多いのですが、女優の数も多いので、常に自分が望むだけ仕事ができるとは限りません。
企画女優の収入はそれほど多いわけではない
企画女優をしていて1本5万円のギャラの作品に月に3本出演したとしても、一般の職業の女性と比べてそこまで並外れた金額を稼ぐということにはなりません。
そのため企画女優をしている女性は、他に主婦、学生、OLといった本業を持っていたり、他の仕事との兼業、副業としてAVの仕事をしている人が多くなっているという傾向があります。
そのため、そういった立場の女優にとっては得た収入はアルバイトなどの副業収入と同じような使い方がなされることとなります。
生活費となる、趣味などに使う、貯金に回すといった使い方がなされていきます。
AV女優のほとんどはこの企画女優として働いていますので、実際には多くのAV女優のお金の使い道は一般の人と変わらないということになるのです。
つまり「企画女優の貯金額は一般の職業の女性とそれほど変わらない」とも言えるのです。
そうなると、一流ブランド品を大量に購入するといった使い方をできるわけではないということにもなります。
単体女優や企画単体女優のお金の使い道はどういったものか
企画女優と違って、テレビやネット番組、パチンコ台やアプリゲームでよく見かけるトップクラスの女優となると年収が1億を超えるということもあります。
近年では以前ほど爆発的なギャラではなくなってきたことから超高額な年収は稼ぎにくいというイメージがあるかもしれませんが、その分、ネット番組などへの出演、ゲームアプリなどへの出演、You tuberとのコラボ出演など仕事の幅が広がっているということがあり、知名度がある女優はさまざまな仕事をしているということがあります。
近年ではアパレルブランドなどを立ち上げて、それを自らのSNSで発信していくという女優も増えてきています。
また、以前からあるサイン会、握手会、交流会、撮影会などに加えて、ライブ配信なども増加してきており、稼ぐ方法が増えているというのが現状となっています。
これらのイベントについてもSNSで告知などがよく行われています。
それだけにトップクラスの知名度を誇る女優は年収が数千万円~億越えということも十分にあり得ます。
こうしたトップクラスの女優になると収入が多いだけに、お金の使い道も派手になりそうなイメージがあるのですが、実際にはそれほど派手に使うということはあまりありません。
まずそれだけ稼ぐようになると税金の問題があります。
主婦などが副業として企画女優の仕事をする際にはそれほど高額な金額にならないことが多いのですが、人気女優となると別です。
AV女優は個人事業主として働いているため、税金については自分で確定申告を行う必要があります。
年収が1億あるような女優になると、税金も数千万円単位となってきますので、入ってきた収入をすべて使っていると税金を払うことができません。
税金は次の年度に支払うこととなりますので、次の年までそれだけの現金を確保しておかなければならないのです。
また、AV女優は活動期間が短い仕事でもあります。
AV女優の平均活動期間は半年~1年と言われています。
多くの人が知っている人気女優となると3~5年ほど働いている人もいますが、何十年も働く女優はほとんどいません。
16年も単体女優を続けていた吉沢明歩のような女優は特殊な例だと言えるでしょう。
この短い期間にしっかりと稼いで、税金を除いた分で将来のことを考えるとなると、それほど無駄遣いもできないということになるのです。
特に単体女優の場合は、契約されている期間は安定した収入が確保できますが、いつまでも人気を維持するのは至難のわざであり、人気が落ちてくると専属契約を切られることとなります。
その後、企画単体女優として働くということもありますが、単体女優の時よりギャラの単価は落ちますし、ここでも人気が落ちてくると仕事の出演依頼自体が減ってくることとなります。
このようにAV女優はいつまでも安定して高収入が確保されているわけではないので、堅実にお金を使おうという女優が多くなるのです。
その結果、親に何かを買ってあげる、旅行をプレゼントする、自分の将来のために貯金する、というようにお金を使う女優が増えることとなっているのです。
特に最近は「真面目で堅実なAV女優が増えてきている」と言われており、それほど無茶なお金の使い方をする女優は減ってきていると言われています。
高級なブランド品を買い集めるという女優があまりいなくなっているというのもそういったことが関係していると言えるでしょう。
まとめ
AV女優は収入もお金の使い道も女優によってさまざまです。
もちろん有名ブランドが好きという女優もいますが、自身のブランドを立ち上げている女優もいます。
お金の使い道についても昔のように派手に使うよりも、堅実に使う女優が増えているというのも特徴的だと言えるでしょう。